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ましこう
シアター支配人
🟣九州そら-まーくつー
〇おっとり優しい解説担当アンドロイド。ずんだもんをからかって遊ぶのが好き。深読みと観察日記が日課のお姉さん。

🫛ずんだもん-緑の妖精
△自称「天才映画評論家」だが、実際はにわかファンでアホの子。面白くないとすぐ寝る妖精

✍️ましこう
✜2人をまとめる支配人。胃痛持ち。バイクを乗り回すことが趣味

3人の茶番劇でくすっと笑える記事を作っていますので、少しでも興味がある方は、ぜひお立ち寄りください‼

【名作アーカイブ】『コードギアス 反逆のルルーシュ』|「正義」を捨てて”悪役”になる覚悟。絶対に詰んではいけない修羅の道を徹底解説!|そらとずんだもんの夜更かしシアター

※本記事の前半は未視聴の方も読める内容ですが、「『コードギアス』名場面レビュー」の見出し以降はR2最終話までの結末を含みます。未視聴の方はぜひ視聴後にお戻りください。


先日の特選リスト「”続きを待たなくていい”3本——10年経っても語り継がれる、完結済み覇権アニメ3選」で、ずんだもんが熱く推した『コードギアス 反逆のルルーシュ』。

今夜はあの一作を、たっぷり50話分、深掘りしていきます。


目次

開演前の三人から一言

ましこう

さて今夜は、前回のリストで泣く泣く紹介を短くした『コードギアス 反逆のルルーシュ』を、ガッツリ語り尽くしますよ!

緑の妖精

クックック……待っていたのだ。ついにボクの愛する覇権アニメを布教する時が来たのだ!

そら

あら。ずんだもん、前回の『コンビニ店員・永遠ストーカー事件』のトラウマはもう大丈夫なんですの?

緑の妖精

ギクッ!? そ、それはもう忘れたのだ! 今日はボクと同じ天才キャラ、ルルーシュのカッコよさについて本気で語るのだ!

ましこう

……そのルルーシュのモノマネで、前回「特大のネタバレ」をぶっ込みそうになったのも忘れてませんよね?(笑)

緑の妖精

ぐぬぬ……あ、あれはちょっとした不注意なのだ! 今日のボクはネタバレ配慮も完璧な、天才ずんだもん様なのだぁ!

そら

ふふ、また廃ビルに追い詰められるような真似はしないことですわね。……わたくし、今回も助けられる自信がありませんもの。

緑の妖精

わ、わかっているのだ! 今日は大人しく、真面目に解説するのだ!

💡 他の「完結済み覇権アニメ」を知りたい方は

ずんだもんが「10年経っても語り継がれる」と豪語した、今すぐ一気見できる完結済みアニメのリストは、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。「コンビニ店員・永遠ストーカー事件」の全貌も、こちらから!


『コードギアス 反逆のルルーシュ』ってどんな作品?

作品データ

  • 原作:オリジナル企画
  • 制作:サンライズ
  • 監督:谷口悟朗
  • 脚本:大河内一楼
  • キャラクターデザイン原案:CLAMP
  • 放送期間:第1期 2006年10月〜2007年7月(全25話)/R2 2008年4月〜9月(全25話)
  • ジャンル:ロボット/戦争
  • 配信:DMM TV/Netflix/Amazon Prime Video ほか
ましこう

舞台は超大国ブリタニアに支配され、「日本」という名前すら奪われた近未来の日本です。そこに隠れ住んでいた元皇子のルルーシュが、謎の少女から「絶対遵守の力」を授かり、仮面のテロリストとして祖国に反逆していく……というのが大筋ですね。

緑の妖精

……なんだか、設定が重いのだ。

ましこう

あれれ? さっきまであんなに張り切ってたのに(笑)

緑の妖精

推した時のテンションと、いざシリアスな解説を聞く時のテンションは別なのだ!

そら

あら。そうやってすぐ前向きになれるのは、素敵な才能ですわね。

緑の妖精

ふふん! さすがはそらなのだ。ボクの非凡な才能にようやく気づいたのだな!

緑の妖精

……って、それだとボクが単に「都合のいいことしか考えてないヤツ」ってことにならないか!?


なぜ今、この作品なのか

ましこう

本作が他のアニメと決定的に違うのは、主人公が「正義のヒーロー」じゃなく、「悪役」を選ぶことです。

緑の妖精

……えっ。ヒーローじゃないのだ?

ましこう

違います。ルルーシュは妹が安心して暮らせる世界を作るためなら、嘘も、暗殺も、一般市民を巻き込む作戦も容赦なく実行します。

そら

「目的のためなら手段を選ばない」を、最後まで貫き通す主人公ですのね。

ましこう

そう。普通なら「本当はいい奴でした」「仕方なかったんです」と弁明しがちですが、本作は逃げない。「悪は悪。その罪を引き受ける覚悟があるか」を50話かけて問い続けるんです。

緑の妖精

……ふっ、そんなの、ボクなら一瞬で覚悟を決めるのだ。

ましこう

前回、ギアスのおやつの命令だけで人生詰みかけてましたよね。

緑の妖精

あ、あれは練習なのだ! 練習!

そら

あら、それでしたら、ずんだもんの「覚悟レベル」をちょっと試してみましょうか。

緑の妖精

何でも来いなのだ!ボクの覚悟は鋼なのだ!

そら

目の前にホカホカのずんだ餅を置いて、3分間『待て』ができるかのテストですわ。

緑の妖精

ホカホカのずんだ餅なのだ!? 3分なんて待ってられないのだ! いただきまーすなのだ!!(飛びつく)

そら

……あら。ずんだもんの覚悟、開始1秒で終わりましたわね。カップラーメンの待ち時間すら持ちませんの。

ましこう

ルルーシュの覚悟、50話続くんですよ?

緑の妖精

甘いのだ!ずんだ餅より甘々なのだ! 3分間の我慢に比べたら、世界への反逆なんて近所のおつかいなのだぁ!(もぐもぐ)

ましこう

アハハ(笑)。……大きく出ましたね。さて、ずんだもんの言い分はさておき、そろそろ本題に入りましょう。

ましこう

『コードギアス』を語る上で欠かせないのが、主要キャラクターたちが抱える「正義の対立」です。
一言で「世界を救う」と言っても、そのやり方は人それぞれ。なぜ彼らが親友でありながら殺し合わなければならなかったのか、そのプロフィールを見ていきましょう。


すれ違う「正義」たち。主要キャラクター紹介

スクロールできます

ルルーシュ・ランペルージ CV:福山潤

亡国の元皇子。妹のために、世界を「壊す」ことを選ぶ。

枢木スザク CV:櫻井孝宏

ルルーシュの幼馴染。ブリタニア軍に身を投じ、組織の内側から「変える」ことを選ぶ。

C.C.(シーツー) CV:ゆかな

ルルーシュにギアスを与えた不老不死の少女。ピザがとにかく好き。

ナナリー・ヴィ・ブリタニア CV:名塚佳織

ルルーシュの妹。盲目で歩けない。彼が戦う、たった一つの理由。

ユーフェミア・リ・ブリタニア CV:南央美

善意の塊のような第三皇女。武力ではなく、対話で世界を救おうとする。

ましこう

本作の魅力は、それぞれが自分の信じる「正義」のために命を懸けて戦っているところですね。

そら

特に、主人公のルルーシュさんと、親友のスザクさんの対比が物語をより深くしていますわね。

ましこう

はい。同じ「世界を変えたい」でも、ルルーシュは外から武力で壊す。スザクは内側から制度を変える。どちらも本気で正しいと思っているからこそ、激しくぶつかり合うんです。

緑の妖精

……つまり、その二人が組めば最強なのだ! 力を合わせれば、ブリタニアなんて秒殺なのだぁ!

ましこう

まあ、それができれば一番いいんですけど、それができないから50話続くんですね。

緑の妖精

なんでなのだ!? 仲良くすればいいのだ!

そら

ふふ、ずんだもん。以前、お友達と「ずんだ餅の最後の一個」を取り合って、一ヶ月ほど口を利かなかったことがありませんでした?

緑の妖精

……あるのだ。(スッと目を逸らす)

そら

ずんだ餅一つでそれだけこじれてしまうのですから、世界の形を懸けて争う二人が、簡単に分かり合えないのも無理はありませんわ。

緑の妖精

……た、たしかにそうかもしれないのだ。でも、ボクのずんだ餅の話と一緒にしないでほしいのだぁ!

ましこう

(笑)。……そして、忘れてはいけないのがルルーシュの妹、ナナリーです。彼女を守ることこそが、ルルーシュが戦う最大の理由でした。

そら

「妹のために世界を変えるはずが、その世界が妹を傷つけていく」——この逃れられない皮肉が、本作の根っこにありますのね。

ましこう

そう。ルルーシュの「正義」は、最初から大きな矛盾を抱えているんです。


「ギアス」の本当に怖いところは、最強の力じゃない

ましこう

前回の特選リストでも触れましたが、改めて。「ギアス」とは、目を合わせた相手に絶対の服従を強いる力です。

緑の妖精

おさらいしすぎなのだ! ボクはもうマスターしてるのだぁ!

ましこう

あれ? 前回、コンビニの店員さんにギアスをかけようとして、なぜか廃ビルに追い詰められてませんでしたっけ?(笑)

緑の妖精

そ、それもすべて織り込み済みの天才的な作戦だったのだ!

そら

あら。「廃ビルで包囲される」のが計画通りでしたら、ずんだもんはもう天才を超えた何かですわね。

緑の妖精

そうなのだ! ボクは天才を超えた超天才なのだぁ!(ドヤ顔)

ましこう

(完全に調子に乗っちゃった……)。えー、話を戻しますね。実はこのギアス、物語が進むほどに「ある側面」が怖くなってくるんです。

緑の妖精

「絶対遵守」より怖いことなんてあるのだ?

ましこう

はい。ギアスは、一度でも使った相手とは、二度と「対等な関係」に戻れなくなる力なんです。

そら

……あら、それは……。

ましこう

友人に使えば、その友人はただの「命令を聞く人形」になる。家族に使えば、もう「本当の家族」ではなくなる。ルルーシュは戦えば戦うほど、自分の周りから対等に話せる相手を失っていくんです。

緑の妖精

……それ、ぜんぜん最強じゃないのだ。

ましこう

そう。だから、第1話で魔女C.C.(シーツー)がルルーシュに告げた言葉が、50話かけて重くのしかかってくるんです。――『王の力はお前を孤独にする』と。

そら

どんな願いも叶う魔法の力に見えて、実は自分を世界から切り離してしまう呪いですのね……。

緑の妖精

……ボクは別に、ギアスなんか欲しくないのだ。最初からちっとも欲しくなかったのだぁ!

ましこう

ええっ? 前回まで「覇道(はどう)への第一歩だ!」って、あんなにウキウキだったのに。

緑の妖精

記憶にないのだ! ボクは知らないのだー!

そら

ふふ、おかしいですわね。わたくしのデータには、ずんだもんから「覇王の歩みとして記録しておくのだ!」と頼まれた、大切(?)なログが残っていますけれど。

緑の妖精

そ、そんな黒歴史データ、今すぐ消去するのだぁ!! ボクは孤独な王様になんて絶対になりたくないのだーー!!


こんな夜更かしにぜひ

■夜更かしシアター推奨ポイント
  • 主人公が完璧な「正義のヒーロー」じゃない作品が観たい夜
  • バトルだけじゃなく、頭脳戦・政治劇・心理戦をじっくり味わいたいとき
  • 「目的のために、どこまで手を汚せるか」を真剣に問う物語を観たい夜
  • 週末+平日の夜を使って、骨太な全50話を一気に駆け抜けたいとき
そら

本作は、「綺麗事だけでは世界は救えない」という、大人にこそ刺さる物語ですわね。

ましこう

そうなんです。仕事をしてると、会社の方針に納得はいかないけれど、自分が泥を被るしかない……なんて理不尽なこと、ありますよね。そんな時、ルルーシュの孤独が痛いほどわかるんですよ……。

緑の妖精

……ましこうの目が、完全に死んだ魚のようになっているのだ。

そら

あら、支配人。社会人としての疲労が、隠しきれずに出ていらっしゃいますわ。

ましこう

……すみません。不意に月曜の朝礼を思い出してしまって……。

ましこう

……次の連休、バイクで海まで走ってきます。

緑の妖精

ましこう、心が折れかけた時、毎回バイクで海行ってるのだ。


配信で『コードギアス』を観るなら

緑の妖精

クックック……大妖精のボクから、読者のみんなに最強のサービスを教えてやるのだ!ひれ伏して聞くのだぁ!

そら

あら、ずんだもんが有益なことを教えてくださるなんて、明日は槍でも降りますの?

緑の妖精

失礼なのだ!ボクだってたまには役に立つのだ!

ましこう

今夜の夜更かしシアターのおすすめは、DMM TVですね。

緑の妖精

ちょっと! ボクの見せ場を横取りするななのだ!

緑の妖精

ええと、そのDMMなんとかは、なんと『初回14日間無料』なのだ!

そら

あら、それは素晴らしいですわね。ちなみに、無料期間が終わったあとの料金はおいくらですの?

緑の妖精

も、もちろん……ボクの権力で一生タダにしてやったのだぁ!(冷や汗ダラダラ)

ましこう

嘘を言っちゃダメですよ(笑)。正しくは月額550円(税込)です。でも、ワンコインちょっとで『コードギアス』の全50話が見放題になるので、コスパは間違いなく最強クラスですね。

緑の妖精

ふっふっふ、甘いのだましこう。14日間で50話を一気見してしまえば、実質タダでルルーシュの生き様を最後まで見届けられるのだぁ! これぞ大妖精の知略なのだ!

そら

……大妖精の知略、ずいぶんとセコいですわね。

ましこう

まあ、一度観始めたら止まらなくなる作品ですからね。ずんだもんの言う通り、14日間あれば意外と一気に駆け抜けられるかもしれませんよ。


⚠ ここから先は、『コードギアス』名場面レビュー

ネタバレ注意

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⚠️ ここから下は、R2最終話までのネタバレを含みます。

未視聴の方は、ぜひ視聴後にお戻りください。

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ましこう

ここから先は、観た人と一緒に振り返るセクションです。

そら

未視聴の方は、ここでそっとブラウザを閉じていただいて、また50話を駆け抜けたあとにお戻りくださいね。

緑の妖精

ボクたち、ここで待ってるのだ!


名場面①:第1話「魔神が生まれた日」——覚悟の始まり

ましこう

第1話、シンジュク事変。テロ事件に巻き込まれたルルーシュは、ブリタニア兵に銃口を向けられ、絶体絶命の状況に陥ります。

緑の妖精

普通なら、ここで詰んでるのだ……。ボクなら迷わず降参して、ずんだ餅を差し出すのだ!

ましこう

(笑)。しかし、そこに現れた謎の少女・C.C.から「ギアス」を授かったことで、状況は一変します。ルルーシュは目の前の兵士たちに、一切の躊躇なく命じるんです。「死ね」と。

そら

すると兵士たちは、抵抗するどころか、どこか晴れやかな顔ですら自らに銃口を向け……引き金を引きましたわ。

緑の妖精

怖すぎるのだ!! 第1話から主人公がやることじゃないのだ!

ましこう

でも、この非情な命令の裏には、彼の「覚悟」が詰まっているんです。それが、本作を象徴するあの名セリフ。

そら

撃っていいのは、撃たれる覚悟があるやつだけだ」——ですわね。

ましこう

「他人の命を奪うなら、自分の命を差し出す覚悟はあるか?」この問いが、最終話までの50話、戦い続けるルルーシュ自身にずっと跳ね返り続けることになります。

緑の妖精

……第1話で、もう50話分の重い約束を自分と交わしてたのだな。

ましこう

そうなんです。だからこの作品は、最終話まで観たあとに第1話を見直すと、最初とはまったく違う重さで心に響くんですよね。


名場面②:第14話「ギアス対ギアス」——自分を消すという選択

ましこう

もう一人のギアス使い、マオの登場回ですね。マオは他人の心を読む力を使い、ルルーシュの大切な友人・シャーリーの心の隙を容赦なく突いてくるんです。

そら

シャーリーさんは、お父様をナリタの戦いで亡くされたばかりでしたわよね……。

ましこう

はい。しかも、そのお父様を奪った「土砂崩れ」を引き起こしたのが、他ならぬゼロ=ルルーシュ自身だという残酷な事実を、マオが彼女に突きつけるんです。

緑の妖精

……シャーリーちゃん、ずっと知らないままだったのに……。マオって奴、性格が悪すぎるのだ!

ましこう

ルルーシュは、マオの精神攻撃から彼女を救う唯一の方法として、ある決断を下します。

そら

彼女の中から、自分自身に関する記憶を、まるごと消去することを選んだのですわ。

緑の妖精

……自分が、大好きな人の人生から完全に消える道を選んだのだ?

ましこう

はい。シャーリーはルルーシュとの大切な思い出をすべて失い、翌日からまた「何も知らない同級生」として、彼に笑顔で挨拶することになります。

緑の妖精

…………それ、ただお別れするより、ずっと辛いやつなのだ。(ぐすっ)

そら

ふふ。ずんだもんさん、そんな風に誰かの痛みに涙を流せるのは、本当に素敵なところですわね。

緑の妖精

……っ、急にまっすぐ褒められると照れるのだ。でも、ボクだって悲しいものは悲しいのだ……。ルルーシュが可哀想すぎるのだ。

ましこう

そうですね。……でも、これがルルーシュの「悪」の本質なんです。誰かを救うために、自分だけが消えていく。感謝されるためではなく、一人で罪を背負うために、彼はあえて「悪役」であり続ける道を選ぶんです。


名場面③:第22話「血染めのユフィ」——たった一つの口の滑り

ましこう

そして、本作最大の悲劇が起こる回です。ユーフェミア皇女が「行政特区日本」を発表し、ルルーシュの反逆する理由そのものを、善意で塗り替えようとします。

そら

素晴らしいご提案でしたわ。武力ではなく、対話と制度で日本人を救おうとなさったのですもの。

ましこう

ルルーシュも、ついに彼女の純粋な想いを受け入れようとするんです

緑の妖精

……なんだ、よかったのだ! ちゃんと和解して、ハッピーエンドなのだ!?

ましこう

ところが、ここで最悪のタイミングでギアスが暴走するんです。ルルーシュが何気なく、「たとえば、日本人を皆殺しにしろ、とかね」と、ほんの冗談を口にした瞬間——その言葉が、絶対遵守のギアスとして発動してしまう。

そら

ユーフェミアさんの瞳が、赤く染まりますわ。

緑の妖精

嘘……まさか、そんな偶然……。

ましこう

善意の塊だったユフィが、自らの意思とは無関係に、大量虐殺の引き金を引いてしまう。会場は一瞬で地獄絵図と化します。

緑の妖精

酷すぎるのだ……。その日のために頑張ってきた、彼女の優しい気持ちはどこに行くのだ……。

ましこう

どこにも行けません。そして、その暴走を止めるためにルルーシュが取った選択は——自らの手で、彼女を撃つことでした。

そら

……。

ましこう

彼女の最期、ルルーシュは「特区は大成功だよ」と嘘をつきます。彼女は自分が犯した罪を知らないまま、彼の言葉を信じて、笑顔で息を引き取るんです。

緑の妖精

…………ボク、これから絶対に、冗談でも変なことを言わないようにするのだ。今日から口にチャックして生きていくのだ!

そら

あら。自分の言葉が持つ重さを考えて、責任を持とうとする……。それは、とても立派な心がけですわね。

緑の妖精

ふふん! さすがはそらなのだ。ボクの誠実な魂にようやく気づいたのだな!

緑の妖精

……って、それだとボクが普段は「何も考えずに喋ってる、口の軽いヤツ」ってことにならないか!? 全然ほめてないのだーっ!

ましこう

(笑)。……でも本当に、その通りなんですよ。ルルーシュが抱えていた「絶対にミスが許されない」が、最も残酷な形で崩れ去ってしまう回なんです。


名場面④:R2 TURN19「裏切り」——ロロが、最後に兄になった夜

ましこう

R2の終盤。シュナイゼル皇子が、黒の騎士団の幹部たちにルルーシュの正体を暴露してしまいます。「ゼロはブリタニアの皇子であり、人を操る『ギアス』の力を持っている」と。

緑の妖精

……ぜんぶ、バレちゃったのだ。

ましこう

仲間たちは「自分たちは、最初から皇子の操り人形にされていたのか」と疑心暗鬼になり、ルルーシュに一斉に銃口を向けるんです。彼が長い時間をかけて築き上げた信頼が、たった一夜で全て崩れ去ってしまうんですよ。

そら

そして、すべてを失った彼の側に最後までいたのが、皮肉にも「偽物の弟」——ロロですのね。

ましこう

はい。ロロは本来、ルルーシュを監視・抹殺するために送り込まれた暗殺者でした。「弟」という役を演じさせられていただけの存在。

緑の妖精

……でも、ロロは、ルルーシュを「兄さん」として、本気で愛してたのだ……。

ましこう

そう。ロロは「使うたびに自分の命を削るギアス」を限界まで連続で使い、ボロボロになりながらルルーシュを敵地から脱出させます。そして最期に「兄さん」と呼んで、静かに息を引き取るんです。

そら

ルルーシュさんが彼を、嘘偽りなく「弟」として本当に認めたのも、最期のその瞬間でしたわね。

緑の妖精

……ボクの目に、また謎の汗が出てるのだ。

そら

ふふ。ずんだもん、ロロの最期を前にして『目と鼻からの異常な発汗現象』を確認、と……。(メモメモ)

緑の妖精

メモするなぁ!

ましこう

(笑)。……でも、本当に泣けるシーンですよね。すべてを失った夜に、最後までそばにいてくれたのが『偽物だったはずの弟』だなんて。こういう容赦ない運命の皮肉があるからこそ、コードギアスはたまらないんです。


名場面⑤:最終話「Re;」——ゼロレクイエム

ましこう

そして、ついに迎える最終話。ルルーシュは世界を統一し、第99代ブリタニア皇帝として君臨します。

緑の妖精

……じゃあ、最後はハッピーエンドなのだ?

ましこう

違います。彼はすべての国を武力で制圧し、世界中の憎しみを「自分一人」に集中させた上で、ある計画を実行に移すんです。

そら

「世界中の憎しみを引き受けた皇帝が、英雄に討たれる」——これによって憎しみの連鎖を断ち切り、世界に新しい明日をもたらす計画ですわね。

ましこう

はい。そして、その英雄「ゼロ」を演じるのが、最大の親友でありライバルでもあったスザクです。

緑の妖精

……自分で計画して、たった一人の親友に自分を殺させるのだ。

ましこう

そう。これが「ゼロレクイエム」。自らが最大の悪として討たれることで、世界を救おうとしたんです。刺されたルルーシュが最期に遺した言葉は……。

そら

『俺は……世界を壊し、世界を……創る……』でしたわね。

緑の妖精

……でも、ナナリーちゃんはどうなるのだ? お兄ちゃんが世界で一番の悪人だと思い込んだまま、生きていくのだ?

ましこう

いえ……最期の最期、倒れたルルーシュの手をナナリーが握ったときに、彼女だけは彼の本当の目的に気づいてしまうんです。

緑の妖精

ぇっ……。

ましこう

「お兄様、愛しています!」と泣き叫ぶ彼女に見守られながら、ルルーシュは何も語らず、静かに息を引き取ります。

そら

第1話の『撃っていいのは、撃たれる覚悟があるやつだけだ』という言葉を、自分の命で完遂したのですわね。

緑の妖精

……自分の覚悟に、最後まで嘘をつかなかったのだ……。(ボロボロ)

ましこう

50話かけて、ルルーシュが自分の覚悟を貫き通したこの結末は、アニメ史に語り継がれる屈指のラストシーンだと思います。


観終わった夜に、ひとつだけ

ましこう

本作を観終わった後、たぶん多くの人は、しばらく動けなくなります。

そら

あら。支配人も、かつてはそうでしたの?

ましこう

……はい。私はもう10年以上前に観終わっているんですが、いまだに「記憶を消してもう一度、最初から観たい」と思うくらいです。

緑の妖精

おおっ! 古いアニメなのに、それくらい今のアニメに劣らない名作なのだな!

ましこう

最近おすすめして一気見した私の友人も、観終わったあと3日間ほど「ルルーシュ……」としか喋らない廃人になっていましたから。

緑の妖精

10年以上前の作品なのに、現代人にも特効薬レベルで効いてるのだ……!

ましこう

時代は経ちましたけど、衝撃は色褪せません。今から一気見する皆さんも、最終話を観る時は絶対に「翌日が休みの日」にすることをおすすめします。

緑の妖精

……ふっ。ボクも、いつかルルーシュみたいな「本物の覚悟」を持ちたいのだ。

そら

あら、ずんだもん。その「志(こころざし)」だけは、立派な主人公級ですわね。

緑の妖精

……ふふ、ボクも成長したのだ。

そら

ふふ。それならその成長を、さっきの『ずんだ餅3分耐久』で証明してみます? 今ならまだ、お餅も温かいですわよ。

緑の妖精

そ、それは別腹……じゃなくて、話が別なのだぁー!

ましこう

(笑)。……それでは、皆さまの夜更かしが、一生モノの素敵な時間になりますように。次回もお楽しみに!


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こちらでも夜更かしにおすすめ作品を紹介しています!


記事下の紹介エリア

ずんだもん 緑の妖精

自称・天才映画評論家!難しいことは苦手だけど、派手なアクションや感動にすぐ号泣しちゃうのだ。ボクの直感は「最高」なのだ!
VOICEVOX:ずんだもん 立ち絵:akihiyo

九州そら まーくつー

おっとり優しい解説担当アンドロイド。 ずんだもんをからかうのが好き。 深読みと観察日記が日課のお淑やかなお姉さん。
VOICEVOX:九州そら 立ち絵坂本アヒル

ましこう シアター支配人

2人をまとめる進行役。作品のあらすじや見どころを、誰にでも分かりやすく解説します。クスっと笑える記事を目指しています。胃痛持ち。休日はツーリングが趣味

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この記事を書いた人

アニメと映画をこよなく愛する「夜更かしシアター」支配人のましこうです。
最新作から不朽の名作まで、そらとずんだもんの対話を通じて「今見るべき一作」を分かりやすくご紹介します。

「どの配信サイトで見ればいいの?」と迷っている方へのナビゲートもお任せください。
観終わったあとに「あぁ、面白かった!」と満足してもらえるような、作品選びの参考になるブログを目指しています。バイクを乗り回すのが趣味です。

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