※本記事の前半は未視聴の方も読める内容ですが、「『コードギアス』名場面レビュー」の見出し以降はR2最終話までの結末を含みます。未視聴の方はぜひ視聴後にお戻りください。
先日の特選リスト「”続きを待たなくていい”3本——10年経っても語り継がれる、完結済み覇権アニメ3選」で、ずんだもんが熱く推した『コードギアス 反逆のルルーシュ』。
今夜はあの一作を、たっぷり50話分、深掘りしていきます。
開演前の三人から一言
ましこうさて今夜は、前回のリストで泣く泣く紹介を短くした『コードギアス 反逆のルルーシュ』を、ガッツリ語り尽くしますよ!



クックック……待っていたのだ。ついにボクの愛する覇権アニメを布教する時が来たのだ!



あら。ずんだもん、前回の『コンビニ店員・永遠ストーカー事件』のトラウマはもう大丈夫なんですの?



ギクッ!? そ、それはもう忘れたのだ! 今日はボクと同じ天才キャラ、ルルーシュのカッコよさについて本気で語るのだ!



……そのルルーシュのモノマネで、前回「特大のネタバレ」をぶっ込みそうになったのも忘れてませんよね?(笑)



ぐぬぬ……あ、あれはちょっとした不注意なのだ! 今日のボクはネタバレ配慮も完璧な、天才ずんだもん様なのだぁ!



ふふ、また廃ビルに追い詰められるような真似はしないことですわね。……わたくし、今回も助けられる自信がありませんもの。



わ、わかっているのだ! 今日は大人しく、真面目に解説するのだ!
💡 他の「完結済み覇権アニメ」を知りたい方は
ずんだもんが「10年経っても語り継がれる」と豪語した、今すぐ一気見できる完結済みアニメのリストは、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。「コンビニ店員・永遠ストーカー事件」の全貌も、こちらから!


『コードギアス 反逆のルルーシュ』ってどんな作品?
作品データ
- 原作:オリジナル企画
- 制作:サンライズ
- 監督:谷口悟朗
- 脚本:大河内一楼
- キャラクターデザイン原案:CLAMP
- 放送期間:第1期 2006年10月〜2007年7月(全25話)/R2 2008年4月〜9月(全25話)
- ジャンル:ロボット/戦争
- 配信:DMM TV/Netflix/Amazon Prime Video ほか



舞台は超大国ブリタニアに支配され、「日本」という名前すら奪われた近未来の日本です。そこに隠れ住んでいた元皇子のルルーシュが、謎の少女から「絶対遵守の力」を授かり、仮面のテロリストとして祖国に反逆していく……というのが大筋ですね。



……なんだか、設定が重いのだ。



あれれ? さっきまであんなに張り切ってたのに(笑)



推した時のテンションと、いざシリアスな解説を聞く時のテンションは別なのだ!



あら。そうやってすぐ前向きになれるのは、素敵な才能ですわね。



ふふん! さすがはそらなのだ。ボクの非凡な才能にようやく気づいたのだな!



……って、それだとボクが単に「都合のいいことしか考えてないヤツ」ってことにならないか!?
なぜ今、この作品なのか



本作が他のアニメと決定的に違うのは、主人公が「正義のヒーロー」じゃなく、「悪役」を選ぶことです。



……えっ。ヒーローじゃないのだ?



違います。ルルーシュは妹が安心して暮らせる世界を作るためなら、嘘も、暗殺も、一般市民を巻き込む作戦も容赦なく実行します。



「目的のためなら手段を選ばない」を、最後まで貫き通す主人公ですのね。



そう。普通なら「本当はいい奴でした」「仕方なかったんです」と弁明しがちですが、本作は逃げない。「悪は悪。その罪を引き受ける覚悟があるか」を50話かけて問い続けるんです。



……ふっ、そんなの、ボクなら一瞬で覚悟を決めるのだ。



前回、ギアスのおやつの命令だけで人生詰みかけてましたよね。



あ、あれは練習なのだ! 練習!



あら、それでしたら、ずんだもんの「覚悟レベル」をちょっと試してみましょうか。



何でも来いなのだ!ボクの覚悟は鋼なのだ!



目の前にホカホカのずんだ餅を置いて、3分間『待て』ができるかのテストですわ。



ホカホカのずんだ餅なのだ!? 3分なんて待ってられないのだ! いただきまーすなのだ!!(飛びつく)



……あら。ずんだもんの覚悟、開始1秒で終わりましたわね。カップラーメンの待ち時間すら持ちませんの。



ルルーシュの覚悟、50話続くんですよ?



甘いのだ!ずんだ餅より甘々なのだ! 3分間の我慢に比べたら、世界への反逆なんて近所のおつかいなのだぁ!(もぐもぐ)



アハハ(笑)。……大きく出ましたね。さて、ずんだもんの言い分はさておき、そろそろ本題に入りましょう。



『コードギアス』を語る上で欠かせないのが、主要キャラクターたちが抱える「正義の対立」です。
一言で「世界を救う」と言っても、そのやり方は人それぞれ。なぜ彼らが親友でありながら殺し合わなければならなかったのか、そのプロフィールを見ていきましょう。
すれ違う「正義」たち。主要キャラクター紹介
ルルーシュ・ランペルージ CV:福山潤
亡国の元皇子。妹のために、世界を「壊す」ことを選ぶ。
枢木スザク CV:櫻井孝宏
ルルーシュの幼馴染。ブリタニア軍に身を投じ、組織の内側から「変える」ことを選ぶ。
C.C.(シーツー) CV:ゆかな
ルルーシュにギアスを与えた不老不死の少女。ピザがとにかく好き。
ナナリー・ヴィ・ブリタニア CV:名塚佳織
ルルーシュの妹。盲目で歩けない。彼が戦う、たった一つの理由。
ユーフェミア・リ・ブリタニア CV:南央美
善意の塊のような第三皇女。武力ではなく、対話で世界を救おうとする。



本作の魅力は、それぞれが自分の信じる「正義」のために命を懸けて戦っているところですね。



特に、主人公のルルーシュさんと、親友のスザクさんの対比が物語をより深くしていますわね。



はい。同じ「世界を変えたい」でも、ルルーシュは外から武力で壊す。スザクは内側から制度を変える。どちらも本気で正しいと思っているからこそ、激しくぶつかり合うんです。



……つまり、その二人が組めば最強なのだ! 力を合わせれば、ブリタニアなんて秒殺なのだぁ!



まあ、それができれば一番いいんですけど、それができないから50話続くんですね。



なんでなのだ!? 仲良くすればいいのだ!



ふふ、ずんだもん。以前、お友達と「ずんだ餅の最後の一個」を取り合って、一ヶ月ほど口を利かなかったことがありませんでした?



……あるのだ。(スッと目を逸らす)



ずんだ餅一つでそれだけこじれてしまうのですから、世界の形を懸けて争う二人が、簡単に分かり合えないのも無理はありませんわ。



……た、たしかにそうかもしれないのだ。でも、ボクのずんだ餅の話と一緒にしないでほしいのだぁ!



(笑)。……そして、忘れてはいけないのがルルーシュの妹、ナナリーです。彼女を守ることこそが、ルルーシュが戦う最大の理由でした。



「妹のために世界を変えるはずが、その世界が妹を傷つけていく」——この逃れられない皮肉が、本作の根っこにありますのね。



そう。ルルーシュの「正義」は、最初から大きな矛盾を抱えているんです。
「ギアス」の本当に怖いところは、最強の力じゃない



前回の特選リストでも触れましたが、改めて。「ギアス」とは、目を合わせた相手に絶対の服従を強いる力です。



おさらいしすぎなのだ! ボクはもうマスターしてるのだぁ!



あれ? 前回、コンビニの店員さんにギアスをかけようとして、なぜか廃ビルに追い詰められてませんでしたっけ?(笑)



そ、それもすべて織り込み済みの天才的な作戦だったのだ!



あら。「廃ビルで包囲される」のが計画通りでしたら、ずんだもんはもう天才を超えた何かですわね。



そうなのだ! ボクは天才を超えた超天才なのだぁ!(ドヤ顔)



(完全に調子に乗っちゃった……)。えー、話を戻しますね。実はこのギアス、物語が進むほどに「ある側面」が怖くなってくるんです。



「絶対遵守」より怖いことなんてあるのだ?



はい。ギアスは、一度でも使った相手とは、二度と「対等な関係」に戻れなくなる力なんです。



……あら、それは……。



友人に使えば、その友人はただの「命令を聞く人形」になる。家族に使えば、もう「本当の家族」ではなくなる。ルルーシュは戦えば戦うほど、自分の周りから対等に話せる相手を失っていくんです。



……それ、ぜんぜん最強じゃないのだ。



そう。だから、第1話で魔女C.C.(シーツー)がルルーシュに告げた言葉が、50話かけて重くのしかかってくるんです。――『王の力はお前を孤独にする』と。



どんな願いも叶う魔法の力に見えて、実は自分を世界から切り離してしまう呪いですのね……。



……ボクは別に、ギアスなんか欲しくないのだ。最初からちっとも欲しくなかったのだぁ!



ええっ? 前回まで「覇道(はどう)への第一歩だ!」って、あんなにウキウキだったのに。



記憶にないのだ! ボクは知らないのだー!



ふふ、おかしいですわね。わたくしのデータには、ずんだもんから「覇王の歩みとして記録しておくのだ!」と頼まれた、大切(?)なログが残っていますけれど。



そ、そんな黒歴史データ、今すぐ消去するのだぁ!! ボクは孤独な王様になんて絶対になりたくないのだーー!!
こんな夜更かしにぜひ
- 主人公が完璧な「正義のヒーロー」じゃない作品が観たい夜
- バトルだけじゃなく、頭脳戦・政治劇・心理戦をじっくり味わいたいとき
- 「目的のために、どこまで手を汚せるか」を真剣に問う物語を観たい夜
- 週末+平日の夜を使って、骨太な全50話を一気に駆け抜けたいとき



本作は、「綺麗事だけでは世界は救えない」という、大人にこそ刺さる物語ですわね。



そうなんです。仕事をしてると、会社の方針に納得はいかないけれど、自分が泥を被るしかない……なんて理不尽なこと、ありますよね。そんな時、ルルーシュの孤独が痛いほどわかるんですよ……。



……ましこうの目が、完全に死んだ魚のようになっているのだ。



あら、支配人。社会人としての疲労が、隠しきれずに出ていらっしゃいますわ。



……すみません。不意に月曜の朝礼を思い出してしまって……。



……次の連休、バイクで海まで走ってきます。



ましこう、心が折れかけた時、毎回バイクで海行ってるのだ。
配信で『コードギアス』を観るなら



クックック……大妖精のボクから、読者のみんなに最強のサービスを教えてやるのだ!ひれ伏して聞くのだぁ!



あら、ずんだもんが有益なことを教えてくださるなんて、明日は槍でも降りますの?



失礼なのだ!ボクだってたまには役に立つのだ!



今夜の夜更かしシアターのおすすめは、DMM TVですね。



ちょっと! ボクの見せ場を横取りするななのだ!



ええと、そのDMMなんとかは、なんと『初回14日間無料』なのだ!



あら、それは素晴らしいですわね。ちなみに、無料期間が終わったあとの料金はおいくらですの?



も、もちろん……ボクの権力で一生タダにしてやったのだぁ!(冷や汗ダラダラ)



嘘を言っちゃダメですよ(笑)。正しくは月額550円(税込)です。でも、ワンコインちょっとで『コードギアス』の全50話が見放題になるので、コスパは間違いなく最強クラスですね。



ふっふっふ、甘いのだましこう。14日間で50話を一気見してしまえば、実質タダでルルーシュの生き様を最後まで見届けられるのだぁ! これぞ大妖精の知略なのだ!



……大妖精の知略、ずいぶんとセコいですわね。



まあ、一度観始めたら止まらなくなる作品ですからね。ずんだもんの言う通り、14日間あれば意外と一気に駆け抜けられるかもしれませんよ。
⚠ ここから先は、『コードギアス』名場面レビュー
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⚠️ ここから下は、R2最終話までのネタバレを含みます。
未視聴の方は、ぜひ視聴後にお戻りください。
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ここから先は、観た人と一緒に振り返るセクションです。



未視聴の方は、ここでそっとブラウザを閉じていただいて、また50話を駆け抜けたあとにお戻りくださいね。



ボクたち、ここで待ってるのだ!
名場面①:第1話「魔神が生まれた日」——覚悟の始まり



第1話、シンジュク事変。テロ事件に巻き込まれたルルーシュは、ブリタニア兵に銃口を向けられ、絶体絶命の状況に陥ります。



普通なら、ここで詰んでるのだ……。ボクなら迷わず降参して、ずんだ餅を差し出すのだ!



(笑)。しかし、そこに現れた謎の少女・C.C.から「ギアス」を授かったことで、状況は一変します。ルルーシュは目の前の兵士たちに、一切の躊躇なく命じるんです。「死ね」と。



すると兵士たちは、抵抗するどころか、どこか晴れやかな顔ですら自らに銃口を向け……引き金を引きましたわ。



怖すぎるのだ!! 第1話から主人公がやることじゃないのだ!



でも、この非情な命令の裏には、彼の「覚悟」が詰まっているんです。それが、本作を象徴するあの名セリフ。



「撃っていいのは、撃たれる覚悟があるやつだけだ」——ですわね。



「他人の命を奪うなら、自分の命を差し出す覚悟はあるか?」この問いが、最終話までの50話、戦い続けるルルーシュ自身にずっと跳ね返り続けることになります。



……第1話で、もう50話分の重い約束を自分と交わしてたのだな。



そうなんです。だからこの作品は、最終話まで観たあとに第1話を見直すと、最初とはまったく違う重さで心に響くんですよね。
名場面②:第14話「ギアス対ギアス」——自分を消すという選択



もう一人のギアス使い、マオの登場回ですね。マオは他人の心を読む力を使い、ルルーシュの大切な友人・シャーリーの心の隙を容赦なく突いてくるんです。



シャーリーさんは、お父様をナリタの戦いで亡くされたばかりでしたわよね……。



はい。しかも、そのお父様を奪った「土砂崩れ」を引き起こしたのが、他ならぬゼロ=ルルーシュ自身だという残酷な事実を、マオが彼女に突きつけるんです。



……シャーリーちゃん、ずっと知らないままだったのに……。マオって奴、性格が悪すぎるのだ!



ルルーシュは、マオの精神攻撃から彼女を救う唯一の方法として、ある決断を下します。



彼女の中から、自分自身に関する記憶を、まるごと消去することを選んだのですわ。



……自分が、大好きな人の人生から完全に消える道を選んだのだ?



はい。シャーリーはルルーシュとの大切な思い出をすべて失い、翌日からまた「何も知らない同級生」として、彼に笑顔で挨拶することになります。



…………それ、ただお別れするより、ずっと辛いやつなのだ。(ぐすっ)



ふふ。ずんだもんさん、そんな風に誰かの痛みに涙を流せるのは、本当に素敵なところですわね。



……っ、急にまっすぐ褒められると照れるのだ。でも、ボクだって悲しいものは悲しいのだ……。ルルーシュが可哀想すぎるのだ。



そうですね。……でも、これがルルーシュの「悪」の本質なんです。誰かを救うために、自分だけが消えていく。感謝されるためではなく、一人で罪を背負うために、彼はあえて「悪役」であり続ける道を選ぶんです。
名場面③:第22話「血染めのユフィ」——たった一つの口の滑り



そして、本作最大の悲劇が起こる回です。ユーフェミア皇女が「行政特区日本」を発表し、ルルーシュの反逆する理由そのものを、善意で塗り替えようとします。



素晴らしいご提案でしたわ。武力ではなく、対話と制度で日本人を救おうとなさったのですもの。



ルルーシュも、ついに彼女の純粋な想いを受け入れようとするんです



……なんだ、よかったのだ! ちゃんと和解して、ハッピーエンドなのだ!?



ところが、ここで最悪のタイミングでギアスが暴走するんです。ルルーシュが何気なく、「たとえば、日本人を皆殺しにしろ、とかね」と、ほんの冗談を口にした瞬間——その言葉が、絶対遵守のギアスとして発動してしまう。



ユーフェミアさんの瞳が、赤く染まりますわ。



嘘……まさか、そんな偶然……。



善意の塊だったユフィが、自らの意思とは無関係に、大量虐殺の引き金を引いてしまう。会場は一瞬で地獄絵図と化します。



酷すぎるのだ……。その日のために頑張ってきた、彼女の優しい気持ちはどこに行くのだ……。



どこにも行けません。そして、その暴走を止めるためにルルーシュが取った選択は——自らの手で、彼女を撃つことでした。



……。



彼女の最期、ルルーシュは「特区は大成功だよ」と嘘をつきます。彼女は自分が犯した罪を知らないまま、彼の言葉を信じて、笑顔で息を引き取るんです。



…………ボク、これから絶対に、冗談でも変なことを言わないようにするのだ。今日から口にチャックして生きていくのだ!



あら。自分の言葉が持つ重さを考えて、責任を持とうとする……。それは、とても立派な心がけですわね。



ふふん! さすがはそらなのだ。ボクの誠実な魂にようやく気づいたのだな!



……って、それだとボクが普段は「何も考えずに喋ってる、口の軽いヤツ」ってことにならないか!? 全然ほめてないのだーっ!



(笑)。……でも本当に、その通りなんですよ。ルルーシュが抱えていた「絶対にミスが許されない」が、最も残酷な形で崩れ去ってしまう回なんです。
名場面④:R2 TURN19「裏切り」——ロロが、最後に兄になった夜



R2の終盤。シュナイゼル皇子が、黒の騎士団の幹部たちにルルーシュの正体を暴露してしまいます。「ゼロはブリタニアの皇子であり、人を操る『ギアス』の力を持っている」と。



……ぜんぶ、バレちゃったのだ。



仲間たちは「自分たちは、最初から皇子の操り人形にされていたのか」と疑心暗鬼になり、ルルーシュに一斉に銃口を向けるんです。彼が長い時間をかけて築き上げた信頼が、たった一夜で全て崩れ去ってしまうんですよ。



そして、すべてを失った彼の側に最後までいたのが、皮肉にも「偽物の弟」——ロロですのね。



はい。ロロは本来、ルルーシュを監視・抹殺するために送り込まれた暗殺者でした。「弟」という役を演じさせられていただけの存在。



……でも、ロロは、ルルーシュを「兄さん」として、本気で愛してたのだ……。



そう。ロロは「使うたびに自分の命を削るギアス」を限界まで連続で使い、ボロボロになりながらルルーシュを敵地から脱出させます。そして最期に「兄さん」と呼んで、静かに息を引き取るんです。



ルルーシュさんが彼を、嘘偽りなく「弟」として本当に認めたのも、最期のその瞬間でしたわね。



……ボクの目に、また謎の汗が出てるのだ。



ふふ。ずんだもん、ロロの最期を前にして『目と鼻からの異常な発汗現象』を確認、と……。(メモメモ)



メモするなぁ!



(笑)。……でも、本当に泣けるシーンですよね。すべてを失った夜に、最後までそばにいてくれたのが『偽物だったはずの弟』だなんて。こういう容赦ない運命の皮肉があるからこそ、コードギアスはたまらないんです。
名場面⑤:最終話「Re;」——ゼロレクイエム



そして、ついに迎える最終話。ルルーシュは世界を統一し、第99代ブリタニア皇帝として君臨します。



……じゃあ、最後はハッピーエンドなのだ?



違います。彼はすべての国を武力で制圧し、世界中の憎しみを「自分一人」に集中させた上で、ある計画を実行に移すんです。



「世界中の憎しみを引き受けた皇帝が、英雄に討たれる」——これによって憎しみの連鎖を断ち切り、世界に新しい明日をもたらす計画ですわね。



はい。そして、その英雄「ゼロ」を演じるのが、最大の親友でありライバルでもあったスザクです。



……自分で計画して、たった一人の親友に自分を殺させるのだ。



そう。これが「ゼロレクイエム」。自らが最大の悪として討たれることで、世界を救おうとしたんです。刺されたルルーシュが最期に遺した言葉は……。



『俺は……世界を壊し、世界を……創る……』でしたわね。



……でも、ナナリーちゃんはどうなるのだ? お兄ちゃんが世界で一番の悪人だと思い込んだまま、生きていくのだ?



いえ……最期の最期、倒れたルルーシュの手をナナリーが握ったときに、彼女だけは彼の本当の目的に気づいてしまうんです。



ぇっ……。



「お兄様、愛しています!」と泣き叫ぶ彼女に見守られながら、ルルーシュは何も語らず、静かに息を引き取ります。



第1話の『撃っていいのは、撃たれる覚悟があるやつだけだ』という言葉を、自分の命で完遂したのですわね。



……自分の覚悟に、最後まで嘘をつかなかったのだ……。(ボロボロ)



50話かけて、ルルーシュが自分の覚悟を貫き通したこの結末は、アニメ史に語り継がれる屈指のラストシーンだと思います。
観終わった夜に、ひとつだけ



本作を観終わった後、たぶん多くの人は、しばらく動けなくなります。



あら。支配人も、かつてはそうでしたの?



……はい。私はもう10年以上前に観終わっているんですが、いまだに「記憶を消してもう一度、最初から観たい」と思うくらいです。



おおっ! 古いアニメなのに、それくらい今のアニメに劣らない名作なのだな!



最近おすすめして一気見した私の友人も、観終わったあと3日間ほど「ルルーシュ……」としか喋らない廃人になっていましたから。



10年以上前の作品なのに、現代人にも特効薬レベルで効いてるのだ……!



時代は経ちましたけど、衝撃は色褪せません。今から一気見する皆さんも、最終話を観る時は絶対に「翌日が休みの日」にすることをおすすめします。



……ふっ。ボクも、いつかルルーシュみたいな「本物の覚悟」を持ちたいのだ。



あら、ずんだもん。その「志(こころざし)」だけは、立派な主人公級ですわね。



……ふふ、ボクも成長したのだ。



ふふ。それならその成長を、さっきの『ずんだ餅3分耐久』で証明してみます? 今ならまだ、お餅も温かいですわよ。



そ、それは別腹……じゃなくて、話が別なのだぁー!



(笑)。……それでは、皆さまの夜更かしが、一生モノの素敵な時間になりますように。次回もお楽しみに!
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